ノーベル賞(日本)

ノーベル賞

ノーベル賞とは

ノーベル賞は、ダイナマイトの発明者として知られるアルフレッド・ノーベルの遺言に従って1901年から始まった世界的な賞である。
物理学、化学、医学生理学、文学、平和、+経済学 の「5分野+1分野」で顕著な功績を残した人物に贈られる。
経済学賞だけはノーベルの意向とは関係なく死後70年あとに金融機関などの後押しにより設立されたものとなっている。

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選考

選考は「物理学賞」、「化学賞」、「経済学賞」の3部門についてはスウェーデン王立科学アカデミーが、「医学生理学賞」はカロリンスカ研究所(スウェーデン)が、「平和賞」はノルウェー・ノーベル委員会が、「文学賞」はスウェーデン・アカデミーがそれぞれ行う。
ノーベル賞の選考は秘密裏に行われ、その過程は受賞の50年後に公表される。
よって「ノーベル賞の候補」というものは公的には存在しないことになるが、「いつか受賞するだろう」と目される人物が各分野に存在するのも事実である。
トムソン・ロイターは旧トムソン時代から毎年独自にノーベル賞候補を選定発表しているが、これは近年の論文の引用数などから算出したものである。
ただしノーベル賞はアカデミズムにおいて業績の評価がある程度定着してから決定されることが多いので、必ずしもこの基準で賞が決まるわけではない。
最終選考は発表日当日に行われることが慣例になっており、マスコミの事前予測が難しい所以である。

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資格

1973年までは、受賞者の候補に挙げられた時点で本人が生存していれば、故人に対して授賞が行われることもあった。例としては、1931年の文学賞を受賞したエリク・アクセル・カールフェルト、1961年の平和賞を受賞したダグ・ハマーショルドが授賞決定発表時に故人であった。
1974年以降は、授賞決定発表の時点で本人が生存していることが授賞の条件とされている。
しかし、2011年には、医学生理学賞に選ばれたラルフ・スタインマンが授賞決定発表の3日前に死去していたことが後に判明し、問題となったことがある。
ただし、授賞決定発表の後に本人が死去した場合には、その授賞が取り消されることはない。
上記のスタインマンの場合はこの規定に準ずる扱いを受けることになり、特別に故人でありながらも正式な受賞者として認定されることが決まった。

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受賞者

受賞年 名称 受賞事由 名言
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1 1949年 湯川秀樹 中間子の存在の予想
2 1965年 朝永振一郎 量子電気力学分野での基礎的研究
3 1973年 江崎玲於奈 半導体におけるトンネル効果の実験的発見
4 2002年 小柴昌俊 天体物理学、特に宇宙ニュートリノの検出に対するパイオニア的貢献
5 2008年 小林誠 小林・益川理論とCP対称性の破れの起源の発見による素粒子物理学への貢献
6 2008年 益川敏英 小林・益川理論とCP対称性の破れの起源の発見による素粒子物理学への貢献
7 2014年 赤崎勇 高輝度で省電力の白色光源を可能にした青色発光ダイオードの発明
8 2014年 天野浩 高輝度で省電力の白色光源を可能にした青色発光ダイオードの発明
9 1981年 福井謙一 化学反応過程の理論的研究
10 2000年 白川英樹 導電性高分子の発見と発展
11 2001年 野依良治 キラル触媒による不斉反応の研究
12 2002年 田中耕一 生体高分子の同定および構造解析のための手法の開発
13 2008年 下村脩 緑色蛍光タンパク質 (GFP) の発見と生命科学への貢献
14 2010年 鈴木章 クロスカップリングの開発
15 2010年 根岸英一 クロスカップリングの開発
16 1987年 利根川進 多様な抗体を生成する遺伝的原理の解明
17 2012年 山中伸弥 様々な細胞に成長できる能力を持つiPS細胞の作製
18 1968年 川端康成 『伊豆の踊子』『雪国』など、日本人の心情の本質を描いた、非常に繊細な表現による叙述の卓越さに対して
19 1994年 大江健三郎 『個人的な体験』『万延元年のフットボール』など、詩的な言語を用いて現実と神話の混交する世界を創造し、窮地にある現代人の姿を、見る者を当惑させるような絵図に描いた功績に対して
20 1974年 佐藤栄作 非核三原則の提唱
21 2008年 南部陽一郎 素粒子物理学における自発的対称性の破れの発見
22 2014年 中村修二 世界に先駆けて実用に供するレベルの高輝度青色発光ダイオードや青紫色半導体レーザーの製造方法を発明・開発
23 2015年 大村智 熱帯の寄生虫の病気に効果がある抗生物質を発見
24 2015年 梶田隆章 ニュートリノに質量があることを発見
25 2016年 大隅良典 オートファジーの仕組みの解明

 

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公開日:
最終更新日:2017/01/23

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