偉人 開高健 名言集|心の常備薬

開高健
1930年12月30日 – 1989年12月9日
日本の小説家
本名:同じ。
大阪市天王寺区出身。
大阪市立大学法文学部卒業。
ベトナム戦争の取材など、行動派の作家として活躍。
サントリー宣伝部に勤務し,のち広告会社経営,コピーライターとして一時代を画す。
『裸の王様』 (1957) で芥川賞を受賞、戦後文学の担い手の一人となった。。
前作『パニック』 (57) 同様,工業社会における「組織と個人」という現代的なテーマを扱っている。
『日本三文オペラ』 (59) では,大阪の旧陸軍工廠跡の浮浪者,貧民群の生態を描いた。
ベトナム戦争特派員の体験をもとに「輝ける闇」「夏の闇」などを発表。ルポルタージュ,エッセイなども精力的に執筆した。
1989年、食道癌の手術後、『珠玉』を脱稿するも再入院、食道腫瘍に肺炎を併発し死去。


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No.001


字は病いや毒から分泌される。
そして、人を病ませ、毒する。

 

No.002


ニジマスが海におりたのを”スチール・ヘッド”と呼ぶが、そのときは腹の虹のバンドが消えてただのマスとなり、海からふたたびあがってくると、虹がまたあらわれてくるのだ。
どうしてか淡水は住人を華麗に仕立てるようである。

 

No.003


部屋の中へ籠ってるとどうなるかというと、アムール・プロプルしかなくなってくる。
自己愛。
俺が、僕が、私が、という小説だけになってしまう。
精神がブヨブヨの蒼白な肥満漢の内的独白になっちゃう。
自分の足で自分の体重が運べないような蒼白な肥満漢になる。
これじゃいけません。

 

No.004


私は小説家だが、釣りの本はこのほかに『フィッシュ・オン』というのがあって、書くことは語ることにほかならないのだから、釣人不語などといいつつ二冊も書いてるあたり、すでに釣師として失格だろうと思っている。

 

No.005


日本人もまたたいした精力と規模で自然の破壊にいそしんでいる。
日本の田には小川の小ブナも夕焼けの赤トンボもいず、草むらの恋人たちは耳もとに蜜バチの唸りを聞けないでいる。
日本の田は稲こそ生えているが、もう自然ではなくて、化学粉末ですみずみまで殺菌された屋根のない工場となってしまった。

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No.006


文学はファッション・ショウじゃない。
古いも新しいもない。
進歩も退歩もない。わかりきったことじゃないか。

 

No.007


釣師にはいろいろと厄介な気質があり、いい道具なら一も二もなくとびつくという面がある。
また道具のよしあしを見わけることにかけては、日ごろどんなケチンボでもコウと狙いをつけた釣道具にはあきれるほどの大金を投じて悔いないから、デパートにさまよいこんだ女よりもまだ目が鋭いのである。

 

No.008


海を愛するのは賢者であり、山を愛するのは聖者である。

 

No.009


ハンティングの体験は深いものだったね。
一発のライフルの銃声が引き起こしたものはいっぱいありまして、私はいまも戸惑っているようなところがある。

 

No.010


しばらくぶりで出会ったとき、握手をして、さてそれから、その後いろいろなことがありました、という意味のことをいうのに、「橋の下をたくさんの水が流れました」という。

 

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